スーパーで鮮やかな赤紫色のビーツを見かけて「どうやって食べるんだろう?」と思ったことはありませんか。
ボルシチの材料として知られるビーツですが、実はピクルスにすると、ほどよい甘みと酸味が楽しめる保存食になります。
さらに、残ったピクルス液も捨てる必要はありません。
ドレッシングに活用したり、豆乳とココナッツオイルを合わせれば、食卓が華やぐ「ビーツピンクソース」として最後までおいしく活用できます。
今回は、ビーツの特徴や栄養、基本のピクルスレシピに加え、Hakkologyならではの活用法もご紹介します。
ビーツとは?


ビーツはヒユ科の根菜で、ヨーロッパでは古くから親しまれている野菜です。
本では「赤かぶ」と間違われることがありますが、別の植物です。
特徴は、なんといっても鮮やかな赤紫色。
この色は「ベタレイン」という天然色素によるもので、加熱しても比較的色が残りやすいのが魅力です。
味はほんのり甘く、土の香りを感じる独特の風味があります。
初めて食べる方は、酢の酸味が加わるピクルスから試してみると食べやすいでしょう。
ビーツに含まれる栄養素
ビーツにはさまざまな栄養素が含まれています。
特に注目したいのは、次の3つです。
- ①葉酸
-
葉酸は細胞の生まれ変わりを助けるビタミンの一つです。
- ②食物繊維
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毎日の食生活で不足しがちな食物繊維を補いやすい野菜です。
- ③ベタレイン
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赤紫色のもとになる天然色素で、ポリフェノールとは異なる色素成分として知られています。
ビーツは「食べる輸血」と紹介されることがあります。
これは正式な医学用語ではなく、葉酸や鉄などの栄養素を含むことから付けられた愛称です。
特定の健康効果を保証するものではありませんが、彩り豊かな野菜として日々の食事に取り入れるのはおすすめです。
ビーツのピクルスレシピ

材料
- ビーツ … 約200g~300g
- 酢(りんご酢または穀物酢) … 50ml
- 水 … 250ml
- 砂糖 … 20g
- 塩 … 小さじ2
- ローリエ … 1枚
- ブラックペッパー(粒)… お好みで
作り方

ビーツの皮をむきます(皮は固いので1/4の大きさにカットしてから、むくとむきやすいです)。
皮をむいたら、2mmほどの厚さのイチョウ切りにし(スライサーを利用すると、便利です)、保存容器に入れます。

鍋に酢、水、砂糖、塩を入れてひと煮立ちさせます。
目安としては、酢のツンとした香りが飛んでいればO.K.です。

STEP2.のピクルス液が熱いうちに、ビーツが入った保存容器に注ぎます。
お好みで、ローリエ、ブラックペッパーの粒を入れます。
を入れることでビーツの土っぽい香りをやわらげます。
粗熱が取れたら冷蔵庫で半日〜1日置けば食べ頃です。
保存方法
清潔な保存瓶を使用し、ビーツ全体がピクルス液に浸かるよう保存します。
冷蔵庫で約1〜2週間を目安に食べ切りましょう。
「漬ける」と聞くと、発酵食品を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、今回ご紹介したピクルスは、お酢で漬ける非発酵タイプです。
一方で、海外には乳酸菌の働きを利用して酸味を作る「発酵ピクルス」もあります。
同じピクルスでも、酸味が生まれる仕組みは異なるんです。
発酵食品かどうかだけでなく「どうやっておいしくなるのか」を知ると、食の楽しみ方がさらに広がりますね。
残ったピクルス液が主役に|ビーツピンクソースを作ろう

ピクルスを食べ終わった後、鮮やかな赤色の液が残ります。
実は、このピクルス液も立派な調味料です。
豆乳とココナッツオイルを合わせると、やさしいピンク色のクリーミーなソースになります。
材料
- ビーツのピクルス液 … 大さじ2
- 無調整豆乳 … 50ml
- ココナッツオイル … 40g(溶かしたもの)※米油でも可
- 粒マスタード … 小さじ1
- はちみつ … 小さじ1
- ブラックペッパー … 少々
香りのないココナッツオイルはとても使いやすいです
作り方
すべての材料を容器に入れ、ブレンダーやミルクフォーマーで油と豆乳がよく混ざってなめらかになるまで混ぜます。
冷蔵庫で少し冷やすと、ココナッツオイルが固まり、よりクリーミーな食感になります。
味が薄い場合は、塩を追加してみてください。
ピンクソースは、ココナッツオイルの量を変えながら何度か試作しました。
オイルを増やすとクリーミーさが増すように思えましたが、実際には味がぼやけてしまい、口当たりも少し粗くなりました。
そのため、今回はビーツの風味がしっかり感じられる配合をご紹介しています。
ブレンダーを使うととてもきれいなソースができあがります
おすすめの食べ方
ビーツピンクソースは、さまざまな料理と相性抜群です。

- グリーンサラダ
- 蒸し野菜
- ゆで卵
- スモークサーモン
- パンやバゲット
鮮やかなピンク色が食卓を華やかにしてくれるので、おもてなしにもおすすめです。
ビーツの天然のピンク色はとてもかわいく、ふんわりやわらかマヨネーズ風味なので、お料理のアクセントにもなりますよ。
よくある質問
まとめ

ビーツは、鮮やかな色合いとやさしい甘みが魅力の野菜です。
まずはピクルスにして楽しみ、さらに残ったピクルス液も「ビーツピンクソース」として活用すれば、最後の一滴までおいしく味わえます。
発酵食品ではありませんが、食材を無駄なく使い切るという知恵は、昔から受け継がれてきた保存食文化にも通じるものがあります。
Hakkologyでは、これからも発酵だけにとどまらず、毎日の暮らしを少し豊かにする食の知恵をお届けしていきます。
乳酸菌の働きを利用した発酵食品に興味がある方は、水キムチの作り方もぜひご覧ください。

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BeachBum発酵教室主宰
神奈川の海辺在住
発酵歴9年、麹づくり歴8年
発酵のある暮らしと腸活の知恵を発信ゆらぎやすい毎日に寄り添う発酵メディア「Hakkology」を運営
