「塩麹」という言葉を聞いたことはあっても、いざ「どうやって使うの?」と悩んだことはありませんか?
実は、塩麹は発酵初心者でも簡単に扱える万能調味料で、日々の料理をぐっと美味しくする力を持っています。
本記事では、塩麹の基本(塩麹とは?)、自家製の作り方、効能、そして日常の料理での使い方まで、発酵初心者にもわかりやすく丁寧に解説します!
これを読めば、あなたの食卓がもっと豊かに、もっと楽しくなりますよ✨
塩麹とは何か?
塩麹は、米麹・塩・水を混ぜて発酵させた日本の伝統調味料です。
発酵によって麹菌が原料のデンプンやタンパク質を分解し、うま味成分や酸味・甘みが引き出されます。
発酵食品の中でも扱いやすく、初心者でも取り入れやすいのが魅力です。
また、塩麹が「万能調味料」と呼ばれる理由には、さまざまな食材との相性の良さや、料理に深みを与える力があります。
塩麹の基本原料
塩麹を作るための基本原料は以下の3つだけです:
- 米麹:発酵の主役。うま味と甘みを生み出す
- 塩:発酵をコントロールしつつ味を整える
- 水:麹を発酵させるための環境を整える
このシンプルさが、塩麹の人気を支えています。
発酵の仕組み
麹菌は、デンプンやタンパク質を分解し、アミノ酸や糖を生成します。
これらがうま味や甘みとなり、料理全体の味を引き立てます。
発酵が進むと香りや味わいが変化し、より複雑で深い味になります。
なぜ万能と言われる?
塩麹が「万能調味料」と言われるのは、多くの料理に使える柔軟性があるからです。
肉の下味付けや魚の風味向上、野菜の漬け込みなど、さまざまな用途に使えるため、ひとつ常備しておくと料理の幅がぐっと広がります。
塩麹の作り方
塩麹は特別な道具がなくても簡単に作れる発酵調味料です。
基本の作り方を押さえれば、失敗なく自家製塩麹を楽しめます
🌾基本の材料と分量
自家製塩麹を作る際の基本材料と目安の分量は次の通りです。
・麹 …… 100g(乾燥・生麹どちらでも◎)
・塩 …… 35g
・水 …… 130ml(乾燥麹の場合、260ml)
※分量は目安なので、季節や気温に合わせて水の量を調整してもOKです。
🥣必要な道具
事前に煮沸などで消毒しておいてくださいね
・ボウル
・容器
・スプーン
👩🍳作り方
①米麹をほぐす
米麹の固まりを指でほぐし、粒を均一にします。
②塩と混ぜる
ほぐした麹に塩を加え、よく混ぜます。
③水を加える
少しずつ水を加えながら、全体がしっとりまとまるように調整します。
④密閉容器に入れる
清潔なガラス瓶などに詰め、蓋を軽く閉めます(完全密閉は避ける)。
⑤発酵させる
冷暗所に置き、1日1回混ぜながら約1週間〜10日発酵させます(夏場は4~5日ほど)。
発酵が進むと、麹の香りと甘みが感じられるようになります。
塩麹 大さじ1 (約20g)の塩分は2.5gとなり、お塩で換算すると小さじ1/2ほどとなります。
お料理の際、他調味料に置き換えたり、併用する際の目安にしてみてくださいね。
塩麹は麹とお塩と水で発酵させたことにより、旨味が生成され、塩分が控えめでも深みのある味わいになるため、減塩効果も期待できそうですね!
💡失敗しないコツ
清潔な容器を使う
雑菌の繁殖を防ぐため、瓶やスプーンはきれいに洗ってから使用しましょう。
温度管理をする
発酵は気温が高いほど早く進みますが、暑すぎると雑味が出ることがあるので、直射日光の当たらない場所がベストです。
混ぜる習慣をつける
発酵中は毎日一度混ぜることで均一に発酵が進み、味が安定します。
・発酵するとガスが出てくるため、1日1回よくかき混ぜると、とても美味しくなります。
・完成したら、ミキサーやブレンダーなどにかけ、液状にすると素材に馴染みやすく調味料として、使いやすくなります
🧊保存方法
① 冷蔵保存が基本
発酵が完了したら、必ず冷蔵庫(5℃前後)で保存します。
低温にすることで発酵の進みすぎや劣化を防げます。
② 密閉容器に入れる
・ガラス瓶や保存容器がおすすめ
・フタはしっかり閉める
・毎回清潔なスプーンを使う
💡雑菌が入らないようにするのが長持ちのコツです。
③ 表面をならす
使った後は表面を平らにしておくと乾燥やカビ予防になります。
⏳ 保存期間の目安
冷蔵保存:約2〜3か月(ただし状態によって変わります)。
まだ使える状態
- 甘い発酵の香り
- とろみがある
- 色が少し濃くなる程度(問題なし)
❌ 使わないほうがいい状態
- カビ(黒・緑・ピンク)
- 強いアルコール臭
- ツンとした腐敗臭
- 明らかな異常な酸味
※白い膜(産膜酵母)が出ることがありますが、異臭がなければ取り除いて使用可能な場合もあります。
気になるようでしたら、使用をお控えください。
塩麹の効能とメリット
塩麹は単なる調味料ではなく、料理の味や栄養価にも良い影響を与える優れた発酵食品です。ここでは、塩麹の代表的な効能やメリットをわかりやすく紹介します。
うま味が増す理由
塩麹に含まれる麹菌は、食材に含まれるタンパク質やデンプンを分解してアミノ酸や糖に変えます。
特にグルタミン酸は強いうま味を生み、料理全体を深い味わいにします。
これにより、塩麹を使った料理は少ない塩分でも満足感のある味になります。
肉や魚が柔らかくなる
塩麹に含まれる酵素の働きにより、肉や魚のたんぱく質が分解され、素材がやわらかくなります。
下味として塩麹を使うだけで、ジューシーで食べやすい仕上がりに。特に硬くなりがちな部位でもふっくらと仕上げることができます。
腸内環境への影響
塩麹は発酵食品であり、腸内に良い影響を与える可能性があると言われています。
麹菌が生み出す酵素や微量成分が消化を助け、食後の重さを軽くすることにつながります。
日々の食生活に塩麹を取り入れることで、毎日の快適さにつながる可能性があります。
塩麹の使い方アイデア
塩麹はシンプルな調味料ですが、ちょっとした工夫で毎日の料理を劇的に楽に、美味しくしてくれます。
ここでは、日常の料理で使いやすい塩麹の使い方を紹介します。

下味として使う
塩麹のもっとも基本的な使い方は、肉や魚の下味付けです。
塩・胡椒の代わりに、塩麹を10〜30分ほど食材に塗っておくだけで、
✔ 旨味が引き出され
✔ 肉質が柔らかくなり
✔ 焦げ付きにくく
普段の焼き物がぐっと美味しくなります。特に鶏肉や豚肉との相性は抜群です。
炒め物に活用
塩麹は調味料としてだけでなく、炒め物に加えることで、味をまとめながらコクを出す役割も担います。
中火で炒めた野菜に塩麹を加えると、素材の甘みとうま味が増して、塩だけでは出せない深い味わいに。
例:
- 塩麹+ごま油で野菜炒め
- 塩麹+ガーリックでアジア風炒め物
スープや和え物に
塩麹は液体にもよく馴染むため、スープや和え物にも使えます。
- 野菜スープに大さじ1加えるだけでコクがUP
- ほうれん草やきのこの和え物に塩麹をひと匙
塩麹のうま味が全体に広がり、塩だけでは出せない豊かな味になります。
ドレッシング応用
塩麹はドレッシングのベースとしても使えます。オリーブオイルや酢、レモン汁と合わせるだけで、まろやかでコクのあるドレッシングが完成。
例えば:
✔ 塩麹+オリーブオイル+レモン
✔ 塩麹+酢+はちみつ
のように、好みの酸味と合わせてアレンジが可能です。
塩麹を暮らしに活かす
塩麹は「たまに使う特別な調味料」ではなく、日常に溶け込ませてこそ真価を発揮します。
忙しい毎日でも、無理なく続けられる取り入れ方を紹介します。
作り置き活用法
週末に塩麹を使った下味冷凍をしておくと、平日の調理がぐっとラクになります。
例:
・鶏むね肉+塩麹 → 冷凍保存
・鮭+塩麹 → 焼くだけストック
・豚肉+塩麹+しょうが → 炒め物用
下味がしっかり入っているため、解凍後は焼くだけ・炒めるだけで一品完成します。調味の手間が減るため、時短にもつながります。
続けるコツ
発酵食品は「続けること」がポイントです。
✔ 毎日の味噌汁に少量加える
✔ 下味は塩ではなく塩麹に置き換える
✔ 冷蔵庫の取り出しやすい位置に置く
このように“特別扱いしない”ことが、習慣化のコツになります。
完璧を目指す必要はありません。
まずは週に2〜3回使うところから始めると、自然と生活に馴染んでいきます。
塩麹は、料理のハードルを下げながら味のレベルを上げてくれる存在です。
忙しい毎日でも、発酵の力を取り入れることで、食卓に小さな変化が生まれます。
塩麹で毎日の料理をもっとシンプルに
塩麹は、米麹・塩・水というシンプルな材料から生まれる発酵の万能調味料です。
作り方は難しくなく、生麹でも乾燥麹でも家庭で手軽に仕込めます。
肉や魚をやわらかくし、うま味を引き出す働きがあるため、いつもの料理が自然とワンランク上の味に仕上がります。
さらに、下味・炒め物・スープ・ドレッシングなど幅広い使い方ができるため「とりあえず塩麹」が合言葉になります。
特別なレシピを覚えなくても、塩の代わりに置き換えるだけでOK。
忙しい毎日でも無理なく続けられます。
塩麹を暮らしに取り入れると、調味の手間が減り、食材本来の味を楽しめるようになります。
発酵を味方につけることで、料理はもっと自由に、もっと楽しくなるはずです。
まずは小さじ1杯から、あなたの食卓に取り入れてみてくださいね。

海辺暮らしの会社員。
発酵歴8年、製麹7年の麹カビとクモノスカビ好き。
自家製麹で作る甘酒や旬の食材で四季の移ろいを楽しむのが趣味。
